昨日、日本の南の海上で台風3号が発生しました。
出典:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/532366
今現在の予測進路では、日本に上陸は免れそうですが、やはりこの台風によって雨雲が発達しており、すでに現状で日本近辺にかなり強い雨雲が発生していることが確認されています。
近畿地方で大雨注意報・警報が出ている箇所がいくつかあり、先日の台風2号の大雨被害を受けたところが、再度大雨に見舞われる恐れも出ています。
大雨が先日降ってから、まだ時間がそこまで経っていないこともあり、地盤も緩んだ状態が続いていると思われる現状、前回大雨に見舞われたところは、土砂災害に警戒する必要があります。
そこで今回の記事は、大雨のときに発生するリスクが高まる土砂災害についてのメカニズムやその対策方法などを書いていきたいと思います。
自然災害に対する正しい知識と行動は、命を守るために欠かせません。今回の記事を是非、今後の防災対策に役立ててください。
「知っておくべき!土砂災害が発生する条件とは?」
出典:https://tenki.jp/bousai/knowledge/785d2f5.html
土砂災害とは、降雨などの影響で土砂が流動、崩落することによって発生する災害のことを指します。
土砂災害は、人命や財産に大きな被害を及ぼすため、予防や対策が大切です。
土砂災害が発生する条件には、以下のようなものがあります。
1. 土壌の性質
土砂災害は、土壌の状態によって発生しやすい場所とそうでない場所があります。
例えば、崖や斜面など、地盤が崩れやすい場所は、土砂災害が発生しやすいと言えます。
また、土壌の種類によっても、流動性が高い土壌ほど、土砂災害が起きやすくなります。
2. 降雨量
土砂災害は、大量の降雨などの自然災害が発生した際に、発生しやすいと言えます。
降雨量が多い場合、河川や水路などが氾濫し、土砂災害を引き起こすことがあります。
また、降雨後に土壌が湿った状態が続く場合も、土砂災害が発生しやすくなります。
3. 開発状況
土砂災害は、人為的な開発によって発生することもあります。
例えば、山林の伐採や、河川の取り扱いなど、人が自然環境に介入した結果、土砂災害を引き起こすことがあります。
以上のように、土砂災害が発生する条件は、土壌の性質、降雨量、開発状況などが関わってきます。
これらの条件を把握し、早期に対策を講じることが重要です。
地震や豪雨などの自然災害が予想される時期には、適切な対策を行って、被害を最小限に抑えることが求められています。
「いざという時に備えよう!土砂災害での避難方法」
日本では、土砂災害がよく起こる地域があります。
東日本大震災のような大規模な災害の他にも、台風や豪雨による土砂災害が発生することもあります。
そこで、いざという時に備えて、土砂災害での避難方法を知っておくことが重要です。
まず、土砂災害が起こる地域に住んでいる人は、災害時にすぐ避難できるように、避難路や避難所の場所を事前に確認しておくことが必要です。
また、頻繁に土砂災害が起こる地域では、避難用のバッグを用意しておくことが推奨されています。
その中には、非常食、水、ラジオ、懐中電灯、衣服、靴、お金、避難用シートなどが含まれています。
次に、土砂災害が起きた場合には、以下の点に注意して避難してください。
まず、家屋内での避難が安全であれば、ダメージを受けた屋根や窓を避け、家屋の中で避難することが最善策です。
ただし、家屋に安全な場所がない場合は、速やかに避難を図りましょう。
そして、必ず避難所に向かう前に、家族、近隣住民、避難所管理者などに自分たちが居ることを知らせることが非常に重要です。
さらに、避難中には、周囲に気を配り、避難経路での混雑や交通渋滞に遭遇することもありますので、焦らず、冷静に対処しましょう。
最も重要なのは、いかなる場合でも自己判断と自己責任です。
これらの方法を知っているということは、避難のための準備ができているということです。
皆さんも災害が起こった時には、自分自身と周りの人々を守るため、上記のことを踏まえて対処できるよう心構えをしておく必要があるでしょう。
「過去の災害から学ぶ土砂災害対策」
土砂災害対策において、過去の災害から学ぶことは非常に重要です。
過去の災害がどのような原因で発生し、どのような被害が出たかを調べることで、今後同様の災害を防止するための対策を考えることができます。
例えば、2007年7月の新潟県中越沖地震の際に発生した土砂災害では、地震前と直後に降り続いた雨で水が急に増えたために、山の斜面が崩壊して住宅や道路などが被害を受けました。
その後の調査により、地震動が直接原因ではなく、雨水による斜面の浸食が長期的な要因であることが明らかになりました。
このような経験から、土砂災害対策では、早期の雨水の排水や斜面の崩壊を予測し、緊急時には住民の避難計画を立てることが必要です。
また、斜面の安定化や河川の治水工事など、長期的な対策を行うことも大切です。
また、過去に発生した土砂災害の被害を防ぐためには、土砂災害ハザードマップの作成が必要です。
このハザードマップには、どの地域が土砂災害の危険性が高いかを示し、適切な対策を講じることができます。
さらに、土砂災害対策においては、地元住民や自治体、国の連携が欠かせません。
地元住民には、自分たちの住む地域の危険性を理解し、避難計画に従うことが求められます。
自治体や国は、土砂災害の予測や対策を行い、情報を的確に伝えることが必要です。
過去の災害から学んだ土砂災害対策を実践することで、今後の災害を最小限に抑えることができます。
自然災害に対する対策は、常に進化していくものです。
今後も過去の災害から学び、より効果的な対策を講じることが求められます。