地震が起きた時の行動・屋外編

昨日の記事で、家や職場、高層ビルなどで地震にあったときにどのように行動すればいいかを記事にしました。

今日の記事は、屋外で大きな地震にあった場合にどうすればいいかを解説していきます。

屋外で地震にあった時の適切な行動は?

屋外で地震が発生した場合、安全な行動を取ることが大切です。

しかし、地震が発生した場所によって適切な行動は大きく異なります。

例えば、市街地では、周囲のビルや建物が倒壊する危険性があるため、以下の2つの行動が必要となります。

まず、高いビルや建物からは遠ざかりましょう

次に、窓や落下物から頭を守るため、鞄や上着などを使って身を隠す方法を取りましょう。

一方、海の近くにいる場合には、津波が襲来する可能性があるため、高台に避難することが必要です。

避難標識が見つかった場合はそれに従い、高台や3階以上の建物に逃げましょう。

海の近くにいて、津波の到達が予想される場合は、垂直避難も視野に入れましょう。

出典:https://www.ogakibousai.jp/menuknowledge/guide/storm-flood/flood_evacuation.html

予め、海の周りにある頑丈そうな高い建物をチェックしておくと良いでしょう。

また、たとえ津波が来なかったとしても、被害が予測される場合には更なる避難が必要です。

さらに、山や丘陵地にいる場合、地震によってがけ崩れや地すべりの危険があるため、急傾斜の地形を避け、地盤が安定している場所へ移動するようにしましょう。

車に乗っているとき

車を運転している場合は、地震が発生した際に急ハンドルや急ブレーキを避けるようにしましょう。

車道の左側に寄せて停止することで、揺れがおさまるまで車外に出て待ちましょう。

その後、地震情報や交通情報を確認し、状況に応じて行動することが大切です。

避難する際はドアロックはせず、窓を閉めて移動し、連絡先や車検証、貴重品は持ち出すようにしましょう。

車内にいる場合、車を急停止せず、速やかに車外に避難する必要があります。

そのため、まず車速を緩めながら、安全な場所に停車しましょう。

信号待ちなどで止まっている場合は、そのまま車内に留まることが安全です。

また、車内にいる場合は、シートベルトを締めたまま、揺れが収まるまで待機しましょう。

ただし、高速道路など緊急車両以外の車両が走行中の場合は、できるだけ左側車線に移動しつつ減速し、停車するようにしましょう。

助手席にいる場合は、ドアを開けて外に出るのを待ちましょう。

車外に出た後も、建物や電柱、樹木などから距離をとるようにしてください。

電車・新幹線に乗っているとき

電車や新幹線は安全のため、地震によって急停止することもありますが、突然の停車に驚かず、静かに座席に座りましょう。

また、立っている場合はつり革やハンドルなどをしっかりとつかみ、揺れに対応しましょう。

逆に走行中の場合は、まず速度を落とすためにブレーキがかかる場合があります。

揺れが強ければ、最終的には緊急停止などの措置が取られることもあります。

安全のための措置なので慌てずにアナウンスなどに従い、避難するようにしましょう。

地下鉄に乗っているとき

地下鉄に乗っている場合でも、基本的には電車や新幹線と同じで、揺れが起きたら、立っている場合はつり革や手すり、座席にしっかりとつかまりましょう

座っている場合は、低い姿勢をとり、頭部を鞄などで保護したりして万が一に備えましょう。

また、通路の近くにいる場合は、揺れによって落下物が飛び出す可能性があるため、できるだけ通路を避けた場所に移動しましょう。

乗り換え駅についた場合は、ホームに出て安全な場所に移動するようにしましょう。

勝手な行動を取ると周りや自分自身を危険にさらすことになるため、混乱を招かないように注意しましょう。

地下鉄に乗車中の場合も、基本的にはアナウンスに従って避難する必要があります。

地上よりも不安を感じるかもしれませんが、地下鉄はかなり頑丈に作られているため、火災などが発生しない限りはほぼ安全である可能性が高いです。

パニックにならないように、慌てずに行動するよう心がけましょう。

また、停電が起きたとしても、1時間程度で電気が再開され非常灯がつくと考えられるため、冷静に行動してください。


以上のように、地震が発生した際には、その場所によって適切な行動が異なります。

事前に地震に備え、助けになる行動を取れるようにしておきましょう。

以上、乗り物に乗っているときの地震時の対処法についてまとめました。