これからいよいよ夏真っ盛りのシーズンが来ます。
日本に於いては高温多湿な気候から、非常に暑さを感じる地域となっており、この時期のレジャーとして一般的なのが各種水遊びになるかと思います。
プールを始め、自然の川や海などの水でのレジャーが非常に気持ちいい時期ですが、それと同時に必ずあるのが水の事故。
水は人間に無くてはならないものですが、水によって命を奪われる人というのも、全世界に多数おり、まさに人間に必要不可欠でありながら、時として人間に牙を向くこともあるのです。
そこで今回は、各種水に関するレジャーにおいての想定される事故や、その予防方法、そして事故に遭ってしまった時にどのように対処すればいいかを記事にしていきます。
水の危険から身を守る!水の事故に遭ってしまったときの対策とは?
出典:https://weathernews.jp/s/topics/201908/070125/
水の事故から身を守るためには以下の対策が重要です。
1. 流されたときは無理に泳がず、「浮いて待つ」ことが大切です。
立ち泳ぎには訓練が必要なため、背浮きを心がけましょう。
体力を消耗しないように、背中で浮くことで救助を待ちます。
2. 遠浅の海で遊ぶ際は、膝より浅い場所を選ぶことをおすすめします。
3. 水辺に遊びに行く際は、天候や水の状況を確認しましょう。
特に大雨・台風の後は増水している可能性があるため、近づかないようにしましょう。
4. ライフジャケットの着用やラッシュガードやTシャツの利用、スニーカーの着用など、適した服装を心掛けましょう。
5. 溺れてしまった場合は、パニックにならずまずは浮くことを意識しましょう。
前述の通り、背浮きになって落ち着いた上でできるだけの安全確保をします。
浮き具を探して周囲の人に助けを求めることも重要です。
6. 服を来ていて川などに落ちてしまった場合の、着衣泳について詳しく知りたい場合は、自治体やスイミングスクールなどが主催する体験会に参加すると良いでしょう。
7. 川で遊ぶ際は、川底の深さが突然変化することがあることを意識しましょう。
また、子供が水遊びをする際は保護者が常に寄り添うことが重要です。
8. 水難の原因となる行為別に多いのは水遊びと魚とり・釣りです。
特に子供の水難事故が増えているため、注意が必要です。
ライフジャケットの着用や着衣泳の習得をおすすめします。
9. 監視員の経験不足やスキルの低下も懸念されているため、自身の安全対策も忘れずに行いましょう。
問題がある場合は管理者に連絡するか、119番に通報しましょう。
流されたら浮いて待つ!水難事故からの脱出方法とは?
もしも意図せず服のまま水に落ちてしまった場合は、「着衣泳」と呼ばれる方法を使って浮くことができます。
着衣や持ち物に備わっている浮力を活かし、水上に浮かぶことができます。
その際にはライフジャケットの着用が有効であり、日焼け対策としてもラッシュガードやTシャツで肌を守ることが効果的です。
もっと着衣泳について詳しく知りたい場合は、自治体やスイミングスクールで行われる体験会に参加することをおすすめします。
実際に体験することで知識を身につけることができます。
川に入る際にはスニーカーを履くこともおすすめです。
もし溺れてしまった場合は、慌てずに浮くことを意識しましょう。
背浮きで呼吸を確保できたら、周囲に浮き具を探してもらいましょう。
投げ入れる浮き具は空のペットボトルやクーラーボックス、バケツ、発泡スチロール、木材、未開封のお菓子の袋などがあります。
これらをビニール袋に入れて口を縛れば浮き具となります。
水辺で遊ぶ際には事前に備えが大切であり、天候や泳いでいい場所などを確認してください。
特に台風の後は増水しているため、水辺には近づかないようにしましょう。
水難事故の多くは水遊びや魚取り・釣りをしている際に起きています。
子どもの水難事故は5~7歳の年齢層が特に多く、保護者は必ずお子さんと一緒に水に入るように心がけてください。
また、水辺のレジャーを楽しむ際には様子がおかしくなった場合は慌てずに現場の管理者や119番に連絡するようにしてください。
以上のような対策を講じて、水難事故から身を守ることが大切です。
身体を守るために着衣泳や浮き具の使用、そして常に慎重に行動することを心がけましょう。
水難事故を防ぐための注意点と対策
水難事故を防ぐための注意点と対策には、以下のようなものがあります。
1. 浮くことを意識する
泳ぎが得意な人でも立ち泳ぎでは意外と浮けないことがあります。
流された時には無理に泳がず、浮いて待つことが大切です。
背浮きを意識して訓練すると良いでしょう。
息ができれば、落ち着きを取り戻すこともでき、より安全に救助を待つことができるでしょう。
2. 離岸流に注意する
海岸に打ち寄せる波が沖に向かって流れる離岸流は専門家でも判別が難しいものです。
その流れはかなりの強さで、水泳選手でも逆らって泳ぐことはほぼ不可能と言われています。
そのため、泳ごうとすると体力を消耗し溺れる危険があるため、無理をせずに浮き続けることが大切です。
余裕がある人は、岸と水平に移動するように横向きに泳いで、流れから抜け出すといったことも可能ですが、絶対に無理は禁物と言えます。
3. 浅瀬で遊ぶ
遠浅の海であれば大波に引きずり込まれる心配は少ないため、膝よりも浅い場所で遊ぶようにしましょう。
川遊びの場合は、浅いところで遊んでいても上流に対して背を向けて尻もちをついてしまうと、そのまま流されてしまうということがあるので、油断は禁物です。
4. 備えをする
水辺に遊びに行く際には天候や泳ぎの許可範囲を確認しましょう。
特に台風の後は増水している可能性があるため、近づかないようにしましょう。
また水難事故が発生することを想定した上で、様々な対策グッズを用意しておくべきでもあります。
5. 溺れた場合の対処法を知る
慌てずに背浮きを意識しましょう。
浮き具を探し、周囲の人に助けを求めることを忘れないようにしましょう。
また今では各地災害対策の部署などが、Youtubeなどで動画を公開していたりもするので、予習をしておくこともいざという時にパニックにならない可能性が高まります。
6. 監視員に頼りすぎない
監視員がいるからといって慢心せず、自身もしっかりと子供に寄り添いましょう。
最終的に自分の身を守るのは自分と、その近しい家族です。
家族内でルールなどを予め決めておくのもいいかもしれません。
水難事故を防ぐためには、予防と対策の両方が重要です。
遊びに行く前に注意点を確認し、必要な対策を講じることが大切です。
水難事故にあって命が失われてからでは遅いので、最大限の可能性を想定しつつ水のレジャーを安全に楽しみたいものです。