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先日、震災を経験した方々の証言をまとめた動画(「【経験者が教える】震災時はまずこれだけ備えて 本当に役立つ有益なものと知識」)を見ました。買いしめが起きる前に備えておくべきもの、経験者が「持っていて本当に助かった」と語るものが、次々に紹介されていく内容です。
挙がっていた品目があまりに多かったので、私自身の備蓄を見直す意味も込めて、テーマごとに何本かに分けて整理していこうと思います。1本目は、証言のなかでもいちばん多くの人が口にしていた「水」についてです。
なぜ「水の確保」ではなく「水の運搬までセット」で考えるのか
動画を見て印象的だったのは、「水そのもの」よりも水を受け取る容器と、それを運ぶ手段で困ったという声が多かったことです。
「給水車は意外と早く来た。でも入れる容器がなかった」「ポリタンクやゴミ箱、灯油タンクまで店から消えていた」「もらえたのはいいが水は重い。運ぶのが本当に大変で、キャリーカートを持っている人がうらやましかった」——こうした証言が並びます。
家庭で備える飲料水の量については、1人1日3リットル(飲用と調理をあわせた目安)を、最低3日分、できれば1週間分用意するというのが、国が示す家庭備蓄の考え方です(農林水産省「家庭備蓄ポータル/災害時に備えた食品ストックガイド」)。1週間分だと1人あたり約21リットルになります。
4人家族なら1週間で約84リットル。すべてをペットボトルで積み上げるのは現実的ではないので、「備蓄する水」+「給水を受け取り・運ぶ道具」+「水をきれいにする道具」の3点セットで考えるのがおすすめです。
1. 折りたたみ式の給水タンク(コック付き)
給水所で水を受け取るための必需品です。使わないときは平たくたためるソフトタイプなら収納場所を取りません。コック(蛇口)付きだと置いたまま少しずつ注げるので、断水中の手洗いや調理にも使いやすくなります。
アイリスオーヤマ 給水タンク WAT-10L
楽天でのレビュー件数が多く、選びやすい定番です。10Lサイズで、対応温度は-20〜80℃と幅があり、お湯を入れて湯たんぽ代わりにしたという口コミも見られました。まずは家族の人数分(1人1個)を目安にそろえておくと安心です。
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2. 予備に数枚持っておきたい「給水袋」
タンクよりさらに軽く・安く・かさばらないのが給水袋(ウォーターバッグ)です。動画でも「スーパーの無料給水コーナーでもらえる袋が丈夫で便利だった」という声がありました。タンクだけでは足りないぶんを、袋で補うイメージで用意します。
給水バッグ 8L/10L 折りたたみ式
1枚あたりの単価が安く、数枚まとめて持っておきやすい商品です。給水ノズル付きで、8Lで約223g・10Lで約243gと軽量。ただし袋タイプは鋭利なものが当たると破れやすいので、運ぶときはリュックやカゴに入れると安心です。
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3. 水を「運ぶ」ためのキャリーカート
10Lの水はそのまま10kg。両手で提げて何度も往復するのは、大人でもかなりの重労働です。動画でも「キャリーカートがいちばん役に立った」という声が複数ありました。ふだんは買い物や資源ゴミ出しにも使えるので、1台あって損はありません。
折りたたみキャリーカート(固定バンド付き・防災用)
楽天で複数のレビューがついています。ウォータータンクをのせて運ぶことを想定した固定バンド付きで、使わないときは折りたためます。段差やがれきの多い被災地では、タイヤが大きめのものほど押しやすい傾向があります。
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4. 「水をきれいにする」携帯浄水器
給水や備蓄でどうしても足りなくなったとき、最後の保険になるのが携帯浄水器です。川の水やためた雨水、風呂の残り水などをろ過して、生活用水として、条件によっては飲用に近いレベルまで持っていくための道具です。
Greeshow 携帯浄水器 GS-288
ろ過量の目安が大きいタイプで、キャンプや登山でも使われています。ただし過信は禁物です。海水の淡水化はできず、洗剤や油、強い化学汚染には対応できません。「飲用にするなら煮沸も併用する」「あくまで備蓄が尽きたときの手段」と位置づけて備えてください。
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5. ローリングストックしやすい「長期保存水」
備蓄の土台になるのは、やはりペットボトルの水です。賞味期限が5〜7年と長いものを選び、期限が近づいたら普段の料理などで使って買い足す。このローリングストックを回すと、常に新しい水が家にある状態を保てます。
保存水 2L×12本(5年保存・富士山バナジウムウォーター)
楽天でのレビュー件数が非常に多い、備蓄用の定番です。2Lボトルは調理にも使いやすく、まずは1〜2箱から。1人1週間分(21リットル)を目標に、少しずつ増やしていくと家計への負担が少なくてすみます。
楽天市場で見る: 保存水 2L×12本 5年保存(富士山バナジウムウォーター)
紘一のひとこと
紘一のひとこと:
東日本大震災のとき、私がいちばん参ったのも水でした。飲み水はなんとかなっても、手が洗えない・トイレが流せない・食器が洗えないという状態が続くと、じわじわ気力を削られていきます。
水は「買って置いておく」だけで満足しがちですが、動画の経験者が語るように「受け取る」「運ぶ」「きれいにする」までを1セットでそろえておくと、いざというときの動きがまったく変わります。まずはタンク1つと保存水1箱から始めてみてください。
まとめ
- 飲料水の目安は1人1日3リットル、できれば1週間分(1人21リットル)。出典: 農林水産省
- 「備蓄する水」だけでなく「給水を受け取る容器」「運ぶカート」「浄水器」までセットで考える
- 給水タンクは折りたたみ・コック付きを、家族の人数分
- 給水袋は軽くて安いので予備に数枚。破れやすさに注意
- 携帯浄水器は”最後の保険”。過信せず、飲用なら煮沸も併用
- 長期保存水はローリングストックで、常に新しい状態を保つ
あわせて読みたい: 避難所・断水時に備える簡易トイレおすすめ5選
次回は、断水時にいちばん困ると言われる「トイレ」と、水が使えないなかでの衛生対策について整理します。
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この記事は「防災グッズ完全ガイド」の一部です。水・食料・停電・トイレなど分野別の備えを1ページでまとめて確認できます。
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